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nmsの現場から Vol.1 岩手テック |
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―岩手テックでは、いまどんな仕事が行われているんですか?
ある家電製品のリペアと、それに関わるカスタマーサービスがメインです。一言で言えば家電製品の病院ですね。修理することによってユーザー視点からの情報が得られますから、それをメーカーにフィードバックしていきます。実際に不具合が出た製品を直接見ることができるのは私たちだけですから、そこから得られる生の情報は貴重なんです。ただ修理するだけではなく、故障の傾向やその原因を探ってメーカーに伝えていくわけです。そうすることによって原因を取り除き、同じ故障が2度と出ないように、故障の完治をめざしていきます。 |
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| ―女性が多いので意外でした。
女性の雇用機会を増やして、製造業=男性というイメージを外していきたいということはあります。実際には女性を優先して採用しているわけではなく、男女半々なんですが。ただ岩手テックには、コールセンターの機能やコンピューターのインプットなど女性に向いている仕事が多いのも確かですね。 |
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―技術的な部分でなにか特長がありますか?
作業の中から生まれる創造性というべきか、作業の効率や品質を上げるためにオリジナルな技術を開発するケースは多いですね。たとえば冶工具の開発や工程設計、ライン設計などには岩手テック独自の創造性が発揮されたものが多く、そうした生産技術的な部分については高い評価をいただいています。ライン設計でひとつ例を上げれば、セルラインの開発があります。従来のリペア業務では1人の技術者がひとつの修理全般を担当して、故障の診断から修理まですべて行うケースが多かったんですが、そうすると熟練度によって作業のスピードが変わってきて効率が悪くなります。 |
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セルラインでは全体のラインをセルに切り分けます。
技術者はひとつのセルを担当して同じ作業を行いますから習熟が早くなる。ひとつの技術を習熟した技術者はまた次の技術を習熟する。そうすると技術力のばらつきが少なくなっていって、結果的に少ない技術者でより多くの成果を上げられるようになります。製造技術のノウハウをリペア作業に取り入れているわけです。 |
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―職人技といわれるような、人の技術については?
いわゆる匠の技のようなものですね。そういう技術を持った技術者もけっこういますよ。顕微鏡を使ってハンダ付けを行うマイクロソルダリングに突出した人や、電子基盤のIC交換を胸のすくような速さでやってのける技術者が何人かいます。逆に、誰でもハンダ付けを早く正確にできる技術というのも開発されています。ライン上ではこれも大切なポイントになってきます。名人芸のような技術も大切だし、それを誰でも行えるようにする管理上の技術というのも大切ということですね。 |
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―仕事について、今後のプランを聞かせてください。
これまでにリペアを担当して習得した技術、たとえば光学系の技術やデジタル機器の技術ですが、そうしたものは要素技術として蓄積されていきますから、それを応用した仕事が増えてきます。実際に、きょうから新しいデジタル機器の現場設計に関して、ミーティングがスタートします。
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技術者自身も楽しめるような仕事を目指して。技術者を育て、ものづくりを伝承していく場に
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―どんな工場をめざしていますか?
技術者をきちんと育てて、ものづくりを伝承していけるような場になっていきたいですね。そうした活動の一環として、このエリアにある学校と共同して「モノづくり学校」というものをスタートさせます。目的はロボットを使った授業で、ロボットの製作を通してものづくりを学んでいきます。ロボットは、メカ、電気、ソフトの技術が融合した、いわゆるメカトロニクスですから、開発には高い技術水準が必要になります。岩手テックで実際にロボットを開発していきたいというプランもあります。 |
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もともとロボットを作りたくて技術者になったという人も多いですから。これまで岩手テックでは数々の冶工具を開発していますが、その発展形というところにロボットもあるわけです。ロボットを製作できるぐらい技術水準を高めていきたいという狙いもあります。そうした、技術者が人に自慢したくなるような仕事、技術者自身も楽しめるような仕事をめざしていきたいですね。 |
(2007年6月時点)
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